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「ドラえもん浮世絵 東海道五十三次の内 蒲原」

2017年10月21日

完売御礼

「ドラえもん浮世絵 東海道五十三次の内 蒲原」

[ご予約をいただいたお客様へ納品時期に関するお知らせ]
この度、大変多くのお客様に先行予約をいただきました。
ご予約いただきましたお客様、誠にありがとうございます。
今後、お届けに関しましてご予約順に2段階に分けて順次発送予定となっております。

→第1回発送 12月初旬〜中旬 予定
→第2回発送 12月末〜1月中旬 予定

職人による全ての工程が手作業のため
作品の仕上がり時期が多少ずれてしまいますことご理解くださいませ。
暫くの間、お待ち頂く旨ご了承下さい。
 
10月12日現在、山桜の木を使用した版木の彫り作業の主線となる主板(墨板)1版目の仕上げ工程の終盤です。
この後、数枚の色板の彫の作業に入ります。

「ドラえもん浮世絵 東海道五十三次の内 蒲原」

-商品概要-
予約開始:10月6日(金)10時より
販売価格:39,960円 (税込み)(別途送料)
販売数 :限定300部(完売)
発売元 :株式会社 版三
仕様 : 絵(約W:約227mm × H:約360mm)、専用額付き
額 :木材、裏版・木製合板 マット:紙製
和紙 :人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書
 
-商品解説-
元絵は、歌川広重の江戸時代最も売れた浮世絵連作のひとつであり、後に西洋美術にも多大な影響を与えた「東海道五十三次内 蒲原 夜之雪」です。「蒲原」は広重の傑作と言われている「広重」の代表作のひとつです。現在の静岡県静岡市清水区で東海道五十三次の15番目の宿場です。濃墨と薄墨の見事な調子によって更けてゆく雪の夜の静けさと雪明りを表現しています。この地は特に雪深いというわけでもなく謎多き作品とも言われていますが絵師広重の想像力の豊かさがうかがえます。ジャイアンが張り切り、のび太とスネ夫を励ましているようです。そしてそれを見守る ドラえもん。しずかちゃんだけは、よくここまで来たなって感じでしょうか?深々を降り続く雪をひとつひとつ丁寧に、背景の繊細で柔らかな表現、ドラえもん達のそれぞれのキャラクターの個性を活かしながら彫上げ、墨の濃淡を巧みに使い分ける摺り。そして最高級の生漉奉書和紙の風合いをお楽しみ下さい。

「証明書」
エディションナンバーが記載された証明書がセットされます。

当商品制作に携わった職人紹介

彫師:
渡辺和夫(文化庁・無形文化財選定保存技術団体、浮世絵木版画摺彫技術保存協
会理事長/経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師)
1945年茨城県生まれ、1960年より江戸木版彫師・大倉半兵衛に師事。
1991年フランス・エソンヌ県で開催されたJAPAN WEEKで木版の実演を行う他
1992年両陛下の行幸啓に際し、展覧の品として木版画を出品した。
 
摺師:
吉田秀男(文化庁・無形文化財選定保存技術認定職人、/経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師)
1954年から渡辺和夫の父。義明氏(摺師)に師事。
現在まで渡辺木版の摺師として渡辺氏と共に作品を制作している。
 
和紙:
九代 岩野市兵衛 (人間国宝)
1978年、九代岩野市兵衛を襲名。2000年6月に国指定重要無形文化財(人間国宝)
に認定。木材パルプ等を使用しない、楮だけを使用した生漉き奉書一筋に専念。
越前和紙に伝承される古来の技法に作られた強靭かつ繊細な和紙は、版画紙とし
して多くの美術作家、浮世絵木版画に提供されている。かのゴッホも岩野家の
和紙を愛したと言われている。